ワナマナという台湾朝食を提供する大阪の飲食店のサイトをトレースしました。


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台湾、お洒落な飲食店、朝食といったお店の特徴が伝わる素敵なデザインです。
中国語で朝食を意味する“早餐(ザオツァン)”、その意味がわからなくても朝ごはんの印象を与えるようなデザインになっているのがすごいです。特に写真の加工だと思いますが、少し青みがかっているのが朝の日差しのような色味で素敵です。彩度を落とした青みがかった色、ハイライト(白い部分)が光を反射したように少し強めに光っています。影も真っ黒ではないけどしっかりと印象的に入っていてコントラストがやや強めでこれも朝の日差しを感じます。


フォントは英字がapple-system(Sanfrancisco)とPoppinsで、セリフ系にCrimson Textというフォントが使用されています。日本語はNoto Sans JP、明朝体にdnp-shuei-mincho-pr6nが使用されていました。もし台湾の雰囲気を出すために全体が明朝体の日本語フォントだけにしたらおそらく堅い印象になるかと思います。それでは朝食のような手軽さは感じられなくなってしまいます。ロゴなどにも見られる丸みのあるシェイプやテキストを組み合わせることで、本格的な印象と親しみやすさのバランスが出ていて素晴らしいと思いました。ハンバーガーボタンも良い感じ縦書きにあっていますし、ロゴに使われている4つのシェイプがサイトの背景にさりげなく使われていたりと、細部までデザインされていて全体の雰囲気が出ているのがわかります。



漢字や縦書きで本格的な印象を与える
・明朝体を使った漢字
・明朝体だけでなく丸みのある文字やシェイプを混ぜることで堅くなりすぎない
・アジア、日本の現地で見られるおしながきや看板をイメージしたレイアウト
・パキッとした色味より、少し色のついた白やベージュに色を合わせると雰囲気が出る


新しい飲食店というのはどういう雰囲気なのかわからないことがあるけど、途中にある動画で、お店の外観や街の雰囲気から、お店で注文して食べる雰囲気まで見せていて、お店に行く前から想像ができるようになっているのも、webサイトとしての役割ができていてしっかりつくられている印象でした。コンセプトとして新しい習慣・文化として台湾の外食文化を取り入れるということがあるようなので、そういった狙いにも合っています。

色々な要素が関係し合ってサイトとしての目的を果たすという形ができていて、自分もデザインする際にこのサイトを参考にしたいと思いました。


ぜひ実際のサイトもご覧ください。
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